ご相談企業様について
業種
サービス業
ご相談に至った経緯
当事務所と顧問契約を締結していただいているクライアント企業様からのご依頼です。
クライアント企業様では顧客からの電話の受付を自社で行っていましたが、業務の一部を外部のコールセンターに委託することになり、委託先の業者から電話受電業務委託契約書、秘密保持契約書、覚書を提示されました。
今回はこれらの文書のリーガルチェックをしてほしいというご依頼をいただきました。
解決までの流れ
メールでご相談をいただいた当日に担当弁護士から、
- いつまでにリーガルチェックを希望されるか
- 委託先は契約条項の修正に柔軟に応じてくれる会社か
の2点を確認いたしました。
それを踏まえて、ご依頼をいただいた2日後に修正内容を明記した修正前後対照表をお送りするとともに、コールセンター業務を外注するに当たって注意すべき点についてアドバイスをいたしました。
弁護士のコメント
取引先から契約書の提示を受けたときにまず考えなければいけないのは、「相手方は契約書の修正に応じてくれるか」という点です。
修正に応じてもらえるのであれば、できり限りクライアント様に有利になるように各条項を修正したうえでこちらから提示を行うことになります。
ところが、修正に応じてもらえない場合は、リスクを想定しながら運用していくか、契約を締結することの是非を再検討しなければいけません。
クライアント様に確認したところ、今回の相手方は柔軟に修正に応じてくれる可能性が高いということでしたので、積極的に修正を行いました。
今回の契約では、契約の直接の相手方となる会社と実際にコールセンター業務を行う会社が別法人であるという事情があったため、相手方の責任の所在が不明確にならないよう配慮しながらリーガルチェックを行いました。
顧問契約を締結しているクライアント様からのご依頼でしたので、ご相談から解決まで、全てのやりとりをメールで行いました。