Googleのクチコミ機能や匿名掲示板は多くの人に利用されています。
この記事をお読みの方の中にも、ネットにクチコミや投稿を書き込んだ経験がある方は多いのでしょうか。
つい感情になって悪口を投稿してしまった、あるいは酔っ払った勢いで行き過ぎた書き込みをしてしまったという方もいらっしゃるかもしれません。
このような書き込みを放置していると、被害者から発信者情報開示請求をされ、損害賠償請求されるおそれがあります。
この記事では、ネットで他人を誹謗中傷する投稿をしてしまったときにどうすればいいのか解説します。
書き込みを放置しているとどうなる?
ネットでの誹謗中傷は社会問題化しており、匿名の仮面をかぶって他人を傷つけるコメントをする人には世間から厳しい目が向けられています。
裁判所も誹謗中傷の被害者には法的な救済を用意しており、被害者の請求に応じて投稿者の名前や住所を開示することを認めたり、損害賠償請求を認めることがあります。
最悪の場合、名誉毀損罪や脅迫罪などで刑事告訴され、逮捕されるおそれもあります。
2022年には侮辱罪が重罰化され、今後は捜査機関もネット上の誹謗中傷を厳しく取り締まっていく可能性があります。
自分が投稿した書込みを削除することは可能?
「自分が投稿した書込みなのだから、自由に削除できるだろう」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
サイトによりますが、自分が管理するブログやSNSでもない限り、自分がした投稿の削除はできないケースが多いです。
たとえば、匿名掲示板の代表格である「5ちゃんねる(旧:2ちゃんねる)」では、一度行った投稿は投稿者本人でも自由に削除することはできません。
また、投稿後に削除したとしても、被害者や第三者がスクリーンショットなど証拠を残していれば法的な責任を負う可能性があることは忘れてはいけません。
弁護士に依頼するメリット
では、損害賠償リスクや刑事罰を負うリスクにどのように対応すればよいのでしょうか?
結論を先に申し上げると、弁護士に対応をご依頼いただくことが最善の方法です。
まず、弁護士にご依頼いただくと、相手方が気付く前に、クチコミサイトや掲示板の管理者に対して削除の依頼を働きかけることが可能です。
あくまで任意での削除の依頼ですので、実際に削除されるかは管理者次第ではありますが、管理者にとっても悪質な投稿を放置することはリスクがあるため、削除に応じてもらえることもあります。
弁護士にご依頼いただくもう一つのメリットは、相手方が損害賠償請求や刑事告訴の動きを見せたときに、早期に示談を成立させるなど迅速で的確な対応が可能になる点です。
また、「そもそも損害賠償請求や刑事告訴をされる可能性がどの程度あるのか」「損害賠償請求されるとされたら支払い額はいくらくらいになるのか」「刑事告訴されるとしたらどのような罪になるのか」といった情報を弁護士から得ることで、余計な不安を感じることなく、ご安心いただくことができます。
弊所の顧問契約をご活用いただくことで、継続的に弁護士にご相談いただくことも可能です。
たくみ法律事務所に依頼をするメリット
たくみ法律事務所では、ネット上の誹謗中傷の削除請求に関するご相談・ご依頼を多数いただいています。
誹謗中傷の被害者がどのような法的根拠でどのような請求をしてくるか知ることで、適切な防衛手段を講じる事が可能です。
弊所は福岡市にオフィスがございますが、電話やZOOM会議などのリモートでの対応も可能ですので、遠方のお客様でもご心配の必要はありません。
実際、弊所のご依頼いただくほとんど全てのケースでご来所いただくことなく解決に至っております。
初回相談で詳しい事情をお伺いし、削除の見込みがあるか、相手方から損害賠償請求されるリスクがどれだけあるかをご説明いたします。
併せて、ご依頼いただく場合の方針や弁護士費用についてもご説明いたします。
まとめ
ネットに不用意な投稿をしてしまい、どうしていいかわからず、お一人で悩まれている方は多いと思います。
そのようなときは弁護士にご依頼いただくことで解決できる場合があります。
まずはお気軽に弁護士にご相談ください。