九州安芸重機菅社長インタビュー画像
九州安芸重機運輸株式会社様

【所在地】 福岡市博多区井相田1-5-6(本社)

【Webサイト】 https://www.akijuki.com/


弁護士の吉原俊太郎です。

当事務所の顧問先「九州安芸重機運輸株式会社」代表取締役社長の菅 康紀様に、たくみ法律事務所を顧問弁護士として選んだ理由と、顧問弁護士の活用方法を伺いました。

最初に、顧問弁護士を依頼しようと思ったきっかけを教えてください。


菅社長

一つは、労務管理を強化したかったからです。

運送業界は労務問題に関して神経を使うことが多い業界ですし、運送会社ならではの問題も少なくありません。

弁護士から法律的なサポートを得ることで、業界の問題をよりよく理解し、改善していきいたいという思いがありました。

吉原
吉原

たしかに、運送業は労働者側の弁護士に狙われやすい業界ですね。

菅社長

そうなんです。トラックドライバーはどうしてもオーバーワークになりがちで、それが業界の常識になってしまっています。

だからこそ、しっかりと労働法令を守るために労務管理体制を改善していかなければなりません

従業員の賃金についても、運賃の見直しなどを通じて少しずつ改善しています。

もう一つは、コンプライアンス体制を整えているアピールをしたかったからです。

今ではホームページでもたくみ法律事務所と提携していることを明記させてもらっています

吉原
吉原

労務管理体制の改善に向けた具体的な対応状況はどうなっていますか?

菅社長

ドライバーの労働時間はきっちり管理するようにしています。

残業時間も正確に把握し、賃金制度も見直しました

今後は事務職の時間管理も見直して、さらに効率的に改善していく予定です。

吉原
吉原

御社は事故の撲滅に積極的に取り組まれていると思いますが、運送会社ではどうしても労災事故も起こりがちですね。

菅社長

はい、過去にも労災案件が長期化し、先生にご相談したことがありました

そのときの経験を通じて、事故が起きた後の対応だけでなく、予防が肝心だと痛感し、事前の安全基準やマニュアル作成に取り組んでいます

普段、どのように顧問弁護士をご活用いただいていますか?

菅社長

一番多いのは労務問題ですが、契約関係のご相談をすることも多いです。

運送会社では車庫や倉庫を利用するために不動産の賃貸契約をすることが多いです。

ところが契約書が古かったり、契約条件が曖昧だったりすると、後々問題になることがあります。

そのようなことがないように、契約書の作成やチェックをお願いしています。

吉原
吉原

運送業は契約書を取り交わす文化があまりないのか、契約書が不十分でトラブルに発展することは少なくありません

菅社長

そのとおりです。

弊社でも、下請け企業と契約をする際に、保険に加入しているかを含めてしっかり確認して契約書を結ぶようにしています

吉原
吉原

御社のような規模の大きな会社だけでなく、小規模な会社にも顧問弁護士を活用していただきたいと思っています。

最近は電子契約が普及して以前より手軽に対応できますし、契約書の整備を通じてリスク管理をしっかり行うことが重要です。

菅社長

入社時の雇用契約書の取り交わしも、最近は特に注意しています

給与や条件について、具体的に説明し、確認サインをもらっています。

これまで曖昧にしていた部分もきちんと整理し、社員が納得して入社できるようにしています

御社は重機や建築資材に特化している点が最大の強みですね。

菅社長

弊社は、九州にまだ重機のレンタル会社がほとんどない時代からレンタル事業を行っていました。

営業所を九州中に展開して、九州自動車道や住宅建設ラッシュの際に、どんどん建設機械を貸していったんです。

その後、運送業が残ってレンタル業は縮小していきました。

現在は土木会社や、メーカー、レンタル会社など多くのお客様からご依頼をいただいています

吉原
吉原

御社は設立が1970年で、菅社長は2代目ですね。

今後はどのようなことが課題になると考えていらっしゃいますか?

菅社長

企業を経営していくためには勉強が不可欠です。

たとえばちょっとしたトラブルが起こったときに、すぐに対応が必要なのか、しばらく様子を見たほうがいいのか。

その感覚は、弁護士の先生から教えてもらわないと身につかないと思います。

ハラスメント対策も同様です。

ハラスメントという言葉は誰でも知っていますが、どこからハラスメントになるかは曖昧ですので、専門家のアドバイスにアドバイスをもらいながら対策する必要があると考えています。

最近、たくみ法律事務所の先生に管理職向けのハラスメントセミナーをお願いしたのも、そのような理由からです。

吉原
吉原

ハラスメントの問題はこれからどんどん増えると思います。

早めに対策に着手して、管理職を含めた従業員の意識を向上させておくことが重要です。

菅社長

結局は社内のコミュニケーションが大事です。

コミュニケーションがうまくとれている会社は、良好な人間関係が構築されて、生産性が向上しやすくなります。

逆にハラスメントが頻繁に起こるような会社は、人が定着せず、業績も悪化してしまうでしょう。

普段からコミュニケーションをとって信頼関係を築いておくことが重要だと思っています。

そのために、まずはハラスメントの撲滅に取り組んでいます

最後に、弊所に期待することやご意見があればお聞かせください。

菅社長

社員の悩みについても、アドバイスをいただけたらと思います

社員が法的なトラブルに巻き込まれたとき、会社顧問の弁護士に相談できれば、社員の安心材料になります

吉原
吉原

顧問先企業の従業員の方からの相談は、初回無料で弁護士にご相談いただけます。

交通事故の被害に遭って弁護士費用特約が使える場合など、弁護士費用の負担なくご依頼いただけることもありますので、従業員の皆様にもお気軽に顧問弁護士をご活用いただければと思います。

これからも御社の発展のために尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

菅社長

こちらこそ、引き続きよろしくお願いします。


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